INTERNATIONAL WOMEN’S DAY

HAENDEL LING, WITH LOVE, PASSION AND CARE

BWFの取材記事

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タイトル「国際女性DAY:ヘンデル・リン、愛と情熱と配慮を込めて」

 

ヘンデル・リンさんは9歳のとき、中国福建省の伝説とも呼べる選手、林丹(リンダン)と同じ学校でバドミントンを始めた。その時、バドミントンの魅力に気づき、プロとしてのキャリアをスタートさせた。

中国代表選手として経験を積み、その後日本でコーチになり、現在は、バドミントンの楽しさを伝え、次世代の女性たちにインスピレーションを与える存在になりたいと願っている。

「23歳のとき、日本の大企業の選手として来日するオファーを受けました」と振り返るリン。「その後、長年、競技者として活躍してきた私は、一旦、休養することにしました。結婚して子供も生まれました。プロのキャリアを積むためにコーチとして再登場することを決めたのは、またその後のことです」

日本で数少ない女性バドミントン指導者の一人であるリンさんは、女性がラケットを手にしたり、コーチの道を歩み始めたりすることで、スポーツに夢中になり、結果として多くのライフスキルを身につけられると信じており、その一歩を踏み出す力になりたい、と考え、このスポーツの普及に情熱を傾けている。

「スポーツは、若い女性が強くなるのに役立ちますし、必要なものです。そしてコーチングは、女性たちがこれらを身につけるのをサポートしてくれます。バドミントンをすることで、トレーニングの習慣が身につき、常に向上することを促します。スポーツは自信を与えてくれるものです」

リンさんは、女性コーチがスポーツの世界に入るのは、バドミントンを愛する人たちを助けることだと考えている。

「バドミントンの楽しさは、スピード、そしてラリーのスリル、アクション、そして必要になるスキルを磨くことです。バドミントンは、2人の人間とコートさえあれば、あとはラケットとシャトルがあれば、誰でもプレーできるのです」

「バドミントンの指導に、年齢、国籍、レベル、体調は関係ありません。私は才能を伸ばすことに熱中しています。若い人たちが私から少しでも学んでくれれば、うれしいです」

リンさんは、福岡で自身のバドミントンクラブを運営している。ジャパンダバドミントンクラブでの彼女のクラスは、年齢や能力を問わず、中国語、日本語、英語の3カ国語でトレーニングができる。しかし、それだけにとどまらず、リンさんはクラブの外でも指導している。

「私は日本の大学や高校と仕事をしています。また、日本代表のユースチームを指導したり、ヨネックスのバドミントンアドバイザーとしても活動しています。講習会を開催し、多くの経験を積みながらコーチングスキルを高めています。世界の小さな町や村でもバドミントンを発展させたい。これが私の情熱であり、使命です」

「若い女性へのアドバイスとしては、好きなスポーツを選び、その情熱に従いなさいということです。そうすることで、初めて努力し続けることができるのです。そうすることで、女性はより自立し、尊敬され、そして何よりも自分自身と自分の能力に自信を持つことができるようになるのです」